所信
2013年度 社団法人竹原青年会議所
理事長 遠部 敦也
笑顔と未来の為に
-私達の責任-
はじめに
高度成長期から成熟期へ、一党支配による政治から二大政党制へ、中央集権から地方分権へ、人口増加から人口減少へ日本は時代の変革期にあります。私たちの生活とは無関係ではありません。頑張れば生活レベルが向上していった時代から、頑張っても生活は変わらない、もしくは、下降してしまうような時代へ。そんな中、立ち止まって周りを見渡すと、前を向いてがむしゃらに走っていた時代にはみえなかった風景が広がっています。
刹那的な生き方を求める人々、極端な個人主義の横行、社会規範や倫理観を身に着けることができずにいる人々、社会の構成員である特に若い世代が自身の責任を見失いつつあります。自殺の問題、いじめの問題、低所得者の問題、高齢者介護の問題などなど。時代の変化によるしわ寄せを受けているのは、社会的に弱い立場にある人々です。そんな時代に、私達竹原青年会議所は、我々青年は何をすべきでしょうか。何ができるのでしょうか。
今までの積み重ねを大切にしつつも、既存の考え方に固執しない、時代に即応した新たな視点でひとづくり、まちづくりに取り組むそれも積極的に取組む、そんな発想や情熱が必要とされています。
私達の責任
「笑顔と未来の為に」をスローガンに掲げさせて頂きました。私たちは、今、誰の為に頑張るべきでしょうか、情熱を燃やすべきなのでしょうか。自分の為でしょうか、それとも愛する故郷の為でしょうか。答えは明白です。
自分が良ければいい、今が良ければいい、周りは関係ない、そんな人々が集うまちに未来はありません。みなさんの大切な人たちの笑顔を想像して下さい。その大切な人たちにどんなまちで暮らしてもらいたいですか、どんな未来を残したいですか。
私たちはわかっているはずです。
特にこれからの未来を作っていく子供たちは、今、希望を失いつつあります。大人に失望しつつあります。このままでは未来はありません。笑顔が少しずつ失われています。未来を作っていくのはこの子供たちです、しかし、未来を創る力を養い、環境を整えていく責任は今の大人、私たちの使命です。子供は大人の背中をみて育ちます。みせることのできる背中でしょうか。
まず、私から
ひとを作っていく努力をしなければなりません。まちを作っていく努力をしなければなりません。その為には、まず、私達自身を見つめ直し、隣人の為に何ができているか、さらに何ができるか考えることです。それは家族のこと、故郷のこと、日本のこと、世界のことを考えることに繋がっています。私たちは、自らではなく誰かの為にがんばるときこそ今を越えた力を発揮することができます。そして、それが成長を生み出すのです。
最後に
上記のような想いを胸に、具体的に成し遂げたい今年の目標は、次年度以降の活動、特に現在頑張っている後輩たちがリーダーとなる時代、よりやりがいや誇りを持てる組織となる基礎を築くことです。その為に、丁寧な計画と実行、仲間の声に耳を傾け、互いに補い合う、そんな雰囲気作りを目指します。そして、そのような雰囲気は各会員の成長を促し、組織の成長を促し、そして、明るい豊かな社会をつくる原動力となる。そんな好循環を生み出すことができると信じています。
幸せな瞬間とは精神的な豊かさを享受している瞬間だと私は思います。笑顔は幸せであることを教えてくれます、そして何よりも周りの人々を幸せにします。
私たちの責任を果たしましょう
笑顔に満ち溢れたまち、そして、未来のために
基本方針
1.事業の計画、実施、検証、修正の充実
現有能力に相応しい事業計画を策定しよう!
特にひとづくり、まちづくり事業の計画を丁寧に行っていこう!
2.会員拡大の実現
目標を明確にし、計画的に取り組もう!
3.親睦事業の充実
会員がお互いのことを良く知ることでチームワークを強化しよう!
4.広報活動の充実
会員を最もサポートしてくれている家族や、事業所の同僚にJCの活動を良く知ってもらう機会を作って応援団を増やそう!
広報の方法を検討し、効果的に活動を広報していくことで、志を同じくした会員の参画を促進しよう!
5.広島ブロック協議会との協働
ブロックとの積極的な協働により、内側にあってはわからない課題や解決方法を見つけることや、竹原JCだけでは実施することのできない計画を他LOMと協働することで実現を図っていこう!