理事長所信
Connect
『はじめに』
1966年、竹原青年会議所が設立されて以来、「明るい豊かな社会」を築くべく活動された先輩諸兄の努力と、その活動を理解し関わって頂いた竹原のまちの人々に、私たちは深く感謝し、まちに必要とされる団体として、地域の発展に寄与すべく、新たな一歩を踏み出します。
私は会員拡大こそ最大のまちづくりだと考えております。2040年までに896の地方自治体が存続できず消滅する可能性があると言われており、竹原においても人口減少、少子高齢化などの社会問題によって、多大な影響が出ることが予想され、竹原青年会議所でも会員の減少による活動範囲の縮小が危惧されております。その中で、会員一人一人が率先して活動していくためにも、青年会議所としての創始の想いを継承しつつ、時代の変化に即した方法を模索し、会員が活動しやすい団体であるべきだと私は考えます。
個性の溢れる仲間とともに、明るい豊かな竹原の実現に向けて次世代に繋げる有意義な一年にしていきたいと考えています。これまで築き上げられた竹原青年会議所の歴史と伝統を受け継ぎ、魅力溢れ、地域から必要とされる団体であり続ける為に、確固たる信念と高い志を持って取り組んで参ります。
『変わらないために変わる』
この竹原に青年会議所が設立し、今年で53年目を迎え、我々を取り巻く様々な状況や環境は変化をし続けています。特に近年10年を考えてみても、AI技術の進歩、2008年リーマンショックや教育現場の変化等、10年前だけを見ても、当時想像もつかなかったような変革が行われてきました。青年会議所もその変化の波を受けながら、時代に即し
た地域に必要とされる団体へと変わっていく必要があると考えます。
そこで全国各地の青年会議所で会員減少問題が上がっている中、青年会議所活動方法や運営方法も時代に即した方法へ変化していく必要があると考えます。これまでの先輩諸兄が継承してこられた歴史・伝統を尊重しながら、少ない会員でもより良い活動ができる魅力あふれる組織の在り方を模索し確立していきます。
『会員拡大こそ最大のまちづくり』
青年会議所は、明るい豊かな社会の実現を目指し率先して行動していく必要があります。しかし、会員の減少と共に、事業にかける予算やマンパワーも不足しているのが現状です。会員が増えることにより事業の企画力、予算、運営力等様々な部分で多大な影響を与えてくれます。そこで拡大率66%にあたる5名の会員拡大を行っていきます。ただ減ってきたから会員拡大をするのではなく、この会員拡大こそが最大のまちづくり事業になるという意識を持って会員拡大に努めていきましょう。
『積極的な情報発信』
近年、情報発信に力を入れてきた中で、我々の活動を発信できる媒体や方法等が広がりを見せています。そこで、これまで以上に私たちの運動を広く伝えるために、この時代の若い会員だからこそできるSNSやメディア媒体を活用した情報発信を行っていきましょう。
地域への理解が深まれば、自然と地域に必要とされる団体となり、私たちの活動していることの真価が発揮できることになるでしょう。
『連携強化』
2014年、地方創生が掲げられて以降、地域は自分達の力で発展していかなければなりません。近年の青年会議所活動では他団体と連携を深め、市政への提言を行うなど、合同事業の開催と活動の幅が広がっております。他団体と協力することで、私たちだけでは成し得なかったことも可能となります。人口減少、少子高齢化の社会問題の中で地方創生を行っていく上で、行政、市民、関係団体など所属の垣根を超え、地域を本気で盛り上げていこうと活動することが重要であると考えます。
『最後に』
今年のスローガンは『Connect』とさせていただきました。この青年会議所の歴史を。地域の様々な団体や人々と。そして我々会員一同がしっかりと繋がっていくという意味です。2019年度は、これまでの歴史・伝統に感謝し、先輩諸兄が竹原の地へ撒いた種が万倍となり、誰よりも率先し活動できる青年会議所へ変革していく革新的な年にしていきましょう。
基本方針
- 魅力溢れる組織づくり
- 会員拡大の実現
- 地域の特性を活かしたまちづくりと他団体との連携強化
- SDGs(持続可能な開発目標)の活用と推進
- 積極的な情報発信
- 親睦事業の充実
- 広島ブロック協議会との協働