(社団法人竹原青年会議所)
2012年度理事長 土居脇 秀介
はじめに
昨年(社)竹原青年会議所は創立45周年を迎えることが出来ました。私たちが生まれるずっと前からこのまちの豊かな社会の実現の為に、そしてこのまちに生まれてくる子供たちに夢や希望を与える為に、今の私たちと同世代だった先輩方はこの竹原の地に青年会議所を設立しました。この半世紀にもわたる青年会議所活動において数々の事業を行い竹原の人々や子供達に感動を与えてこられました。そして2012年を迎え、先輩方より受け継いだ竹原青年会議所は、近年慢性的に続く会員の減少により危機的な状況を迎えています。会員減少は全国的な傾向でもあり、またその原因も複数あると思います。
私は竹原青年会議所が今日の状況に至った理由のひとつに近年、理念先行になりがちで、実際に行動に移す積極性がやや少なかったからではないかと思い反省しています。まちづくりへの強い「想い」を具体的に描き、青年らしい行動力で実現していく、これこそがJC活動の基本であり醍醐味であると思います。「想い」を持って実行される過程で自己が磨かれていき、そして地域住人や新たな仲間達へのアピールにもなるはずです。
さあ、みんなで一緒にまちづくり・ひとづくりへの「想い」を心に描きましょう。それが地域に、そして私たちの後進の人達に伝わり実を結ぶことを信じて。
いっしょに会員拡大に取り組もう
冒頭にも述べました通り、竹原青年会議所は会員の減少で会の運営もままならない状況にあります。会員拡大はこれまでも行われてきました。しかし本当に全員で本気になって取り組んできたでしょうか。本気で取り組む人とそうでない人とのJC存続に対しての危機感に温度差はなかったでしょうか。竹原青年会議所はこれから先、50周年、60周年といつまでも竹原で光り輝く存在であり続けねばなりません。
本年度はしっかりと目標を立て、委員長を中心に目標達成に向け全員でいっしょになって会員拡大に取り組んでいきましょう。私たちには竹原青年会議所を存続させる責務があります。後進の会員達が私たちと同じ苦しみを背負わない為にも今こそいっしょになり仲間を増やしましょう。
この地には竹原青年会議所は必要な団体なのです。
いっしょに青年会議所連携による活動をしよう
この広島県には私たちと同じ志を持った仲間が各地に12LOMあります。日々地域のため、子供たちのために活動をしています。同じ想いを持った同士たちと協力し、更におおきな力で地域の活性化に尽力することは、今後更に必要となってくるはずです。広島ブロック協議会との連携を推進し更には県内12LOMが連携を図ることで、各地域、強いては広島県全体の発展に繋がると思います。
そして、本年度は広島ブロック協議会第42回会員大会が9月に私たちのまち、竹原で開催されます。私たちは、開催地LOMとして広島ブロック協議会に対し精一杯の後押し、協力が必要となります。そのため会員が個々で問題意識を持ち「どうやったらこの人数で最高のおもてなし、パフォーマンス、フィナーレを迎えることが出来るか」をいっしょに考えましょう。県内12LOMの同士たちと作り上げる本大会が、地域のため、住民のために有益となり更なるまちの飛躍に貢献出来るよう委員長を中心に一丸となり全力を尽くしましょう。
おわりに
私がスローガンとして掲げさせていただいた「With You」という言葉は「With=いっしょに」、「You=あなたと」という意味であります。冒頭でも述べましたが私たちは人数が少ないです。しかし少なくても会員全員でいっしょになってこの一年飛躍していきましょう。
若輩ながら2012年度(社)竹原青年会議所第47代理事長という重責ある役職を受けさせていただきました。竹原青年会議所46年間の歴史の中で先人達が培ってきた想いは私をはじめとする現役会員の想いと一寸の狂いもありません。そして先人達の活動、想いを繋げる為に更には、まちの為、こども達の為、会社の為、家族の為にいっしょに活動していきましょう。
2012年度 (社)竹原青年会議所スローガン
「With You」
~それぞれの「想い」を胸に いっしょに築きあげよう~
基本方針
1.会員拡大の実現
目標を明確にし、実現に向けて全員でいっしょに取り組もう!
2.まちづくり事業の開催
市民やこども達が喜ぶ事業をいっしょに熟考し開催しよう!
3.例会事業の充実
修練の場として例会の充実をいっしょに取り組もう!
4.JC活動や親睦事業を通して会員の友情と団結力の向上
様々な活動を通じてより強固なる関係をいっしょに築こう!
5.青年会議所連携による活動
第42回広島ブロック会員大会をいっしょに成功させよう!